国際奉仕委員会として、タイ・コーンケンで実施したグローバル補助金プロジェクトの一年後報告をお届けします。
プロジェクトの概要
昨年、タイのシーナカリン病院へ、日本メーカー・ニッキソー製の人工透析機2台を贈呈いたしました。透析機に加え、透析後に必要な体重計や血圧計も併せて贈呈いたしました。
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項目 |
内容 |
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プロジェクト総額 |
約115万バーツ(日本円 約570万円) |
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寄贈品 |
人工透析機2台(ニッキソー製)・体重計・血圧計 |
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寄贈先 |
タイ・コーンケン シーナカリン病院 |
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訪問メンバー |
高野会長夫妻、前田会員、OliOli 上野公則会長・上野浩伸会員・穴井会員・溝部会員(計8名) |

一年後の現地訪問
先週、一年後の状況確認のため現地を訪問しました。コーンケンは、タイ国内でも透析患者が最も多い地域の一つです。この病院では約190名の方が透析を必要としており、慢性の患者さんだけでなく急性の患者さんも多く受け入れています。60台ある透析機のうち、私たちが寄贈した2台は、主に急性患者の治療に使われています。
患者さんの声

患者さんからは、直接次のような声をいただきました。
・治療の機会が増えた
・待ち時間が減った
・新しい機械で安心して治療を受けられる
【現地ロータリー会員のFacebook投稿より(一部紹介)】
「私はただの装置を見たのではなく、“命”を見ました。」
透析を受けている高齢の男性が、この機械が日本の仲間との友情から生まれたものだと知り、涙を流されていました。投稿された方も、その姿を見て涙が出たと書かれていました。
実はその病院は、かつてその方のお父様の命を救った場所でもあったそうです。「この病院に必要なのは能力ではなく、十分な設備です。優れた設備があれば、もっと多くの命を救える」——その言葉が深く心に残りました。
今回のプロジェクトは、機械を届けるだけではなく、医療チームに「あなた方の働きを評価しています」と伝えること。患者さんに「あなたは一人ではない」と伝えること。そして世界に「友情に国境はない」と伝えることだと改めて感じました。
医療支援と教育支援
この病院には教授8名、看護師34名が在籍しており、透析だけでなく腎臓病全体の治療・研究も行っています。日本製の機械が入ったことで新しい学びの機会も増え、約80名の医学部学生向けに勉強会も開催されました。今回の支援は、医療支援であると同時に教育支援でもあります。

活動の広がりと今後
SNSでの発信も積極的に行われ、TikTokのコンテストでは800万回再生を記録しました。活動が多くの人々に広がっています。
現在、この病院では5,000床の増設工事が進んでおり、完成すれば東南アジア最大級の病院となります。その中で私たちの支援が確実に役立っていることを嬉しく思います。
今回の訪問を通じて、OliOliロータリークラブとコンケンロータリークラブが友好クラブとして締結されました。物の支援だけでなく、人と人とのつながりが生まれたことも大きな成果です。
このプロジェクトは終わったのではありません。今も現地で命を支え続けています。この活動に関わってくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

大分キャピタルロータリークラブ 国際奉仕委員会



